ダナン珍道中7 最終章(?)やっと帰国!がしかし

カフェの通りでミヤコさんと別れ、またホテルまでテクテクあるく。

しかし、迂回ポイントを間違え、更に夕方のラッシュに突入したのもあり、

先程とは比べ物にならない交通量にショートカット横断が不可能と判断

(本当に轢き殺されると思った)かなりの遠回りになってしまい、

行きより3倍の距離を歩く羽目に。

この道路整備の悪さ、変えようしないアバウトさ、歩行者ほぼほぼ無視の整備の仕方

社会主義ならではです。

※というか日本がやりすぎ?かもわからないけど。

まわり道すること約一時間(地獄の長さに感じた)ようやくホテルへ(行きは15分くらい)

小一時間ほど休み、早めにチェックアウト。フロントでタクシーを呼んでもらい、

先程のバス停まで移動することにした。

フロントの人、パパイヤ鈴木がいなくて、バングラデシュの人っぽい中東系の人に変わっていた。

「どこから来たの?」「日本です。」のお決まりの会話、「日本には友達が沢山いるよ」とのこと。

「いい国だよね。」なんて言われる。海外で日本のこと褒められると嬉しい。

さてタクシーに乗り込みバス停まで移動、殺人的交通量を縫うように移動、

何てラクチンでうれしいタクシー移動。徒歩では無理だったことを鑑みて

2万ドン約120円の請求に(安すぎる)1万ドンのチッププラス。

ハノイで乗った乗り物の中で一番嬉しかった。(気持ちは10万ドン払いたかった)

※首都ハノイのタクシー料金がベトナムで一番安いと感じた。

同じ国内であってもかなりの物価格差がある。

一番高いのはホーチミンだと思った。6年前からすると倍以上の値上がりをしていたタクシー料金。

(ネット等の情報で)ダナンでもそこそこ高いなと思ったが、ハノイはそこまでの値上げを感じなかった。

しかし、ストリートフードですら変なインフレが起こってるせいか、各種の価格に格差をすごく感じる。

だから、空港の周りには何も知らない観光客狙いの悪党が群がる。という図になってしまうのだろう。

バス停で待つこと数分、グーグルマップに「あと20分で到着予定」と記してある。

まだ20分あるね〜と、まったり待っていたら、すぐにデカいバスがきて「international airport?」

と聞かれ「yes」→早く乗れとのジェスチャー。慌てて乗り込む。

グーグル・マップに、わざわざ書かれてあった時間ってなんなの?この適当さも社会主義か。

最後までなじめなかった。

バスは快適だった。始まりは最悪だったが、終わりよければ全て良し。空港までの移動中

町並みをながめ、ちゃんと来たかったなぁ。ちょっともったいないなぁ、と思う。

バスから動画撮影 切り取り①
切り取り②
切り取り③

無事ノイバイ国際空港到着。なんて便利なんだ。行きが早朝過ぎたからか?

何でもそうだけど、イレギュラーは大枚をはたく結果になるということ。

そしてLCCで喰らう乗り換え失敗のリスクは、自分が悪くなくても、

普通に行くのより色んな意味で高くつくということ。※悪評高いベトジェット。肝に銘じます。

何でもそうだけど、ケチりすぎもダメってこと。安い航空券、罠だらけ。次回はどうすべきか?

熟考の上行動せねばと思った。でも…結局同じ轍を踏んでしまったのか…。

(ピーチエアでも失敗してるから)

早めについたのはいいが、暇である。少しでいいから眠りたい。しかし空港は人だらけ。

しかも家族連れも多数。ソファが全く空いていなくて、やっと座ったものの

家族連れの人たちのことを考えて、座っていた椅子を譲ること3回。

疲れが足元にきてふらつき、床にしゃがみ込む。そのあと、またしても長蛇の列で出国手続き。

延々と続く立ちっぱなし状態(約2時間ほど)に限界を超えている何かを感じる。

途中立ち眩みもしてきて、このままではかなりまずいと思った。その後、出発のゲートで待っている間

周辺のソファががら空きだったので、せめて…とソファでごろ寝する。これが唯一休めたかなという感じ。

ほぼ定刻に出発した飛行機、せまくて座り心地もイマイチすぎるため、1時間うとうと、1時間起きる、

というのを繰り返ししていて着陸が迫ったころには、飛行機酔いのようなへんな感じがしてきていた。

(殆ど飛行機に酔ったことなどないのに。体調のせいか?)

直行便だったならば、こんな思いをしなかった。「乗り継ぎに変わりました」という時点で

乗り継ぎの間の時間は6時間以上みて、実質的に移動は丸一日を費やす覚悟にする。

そしてあまり会社を休めないという現実を考えても、弾丸で行くには現地に1日しか居れない

ということを理解した上で行動すべし。それが嫌なら金輪際、行かない事。行きたいなら直行便最優先。

と何度も自分に言い聞かせた。バカンスとは言い難い。過酷なことをしに行くという心構えが必要。

沖縄旅行とは何もかも違うんだから(当たり前か)

やはり、べトナムの世界遺産をある程度コンプリートすることは難しい…悔しいけど。

とうとう成田到着。着地した瞬間、全身から力が抜けるほど安心した。

そして安心からか、頭痛と腹痛が一気にやってきた。

日本に帰れた~という感動を動画に撮影①
感動を動画に撮影②

ミヤコさんからすすめられていた「MySOS」というアプリ、現地でインストールできず

(海外SIMを使っていたためブロックされた)SIMを元に戻したらインストールでき

色々やりながらも、現地でアプリを用意できていなかったため、難癖つけられ、ストップされ、

ごちゃごちゃやる羽目に。同じことを何度も聞かれ、その都度止められ、いちゃもんつけられ、

隔離されそうになる。ワクチン接種証明が必要とのこと。え?いるの?…持ってきてない。

検疫の人と押し問答すること数十分、その間、猛烈な腹痛に襲われ、トイレに駆け込むこと3回。

そんなことをしながらなものだから、全てが一向に進まず、あと少しなのに何でこうなるのか?

と目の前が段々と暗くなってきた。3回目のトイレから出て来たとき、ついに意識を半分失い

立っていられなり、その場にうずくまる。

遠くで「歩けなくなってる人がいるので車いすをお願いいたします」などのやりとりが聞こえてくる。

あーわたしのことかぁ…、もういっそ放置して欲しい。無謀なことをした罰を受けますわ。

などとブツブツと念仏のように唱えていた。

ワクチンは3回しているので、「それを証明できれば大丈夫なんですよ。」とのことに

自分のかかったお医者さん(地元の町医者)に連絡をとり、某役所にも連絡をして

最終的にお医者さんのワクチン履歴を出してもらうことに。

書類をやりとりすること数十分、Gメールでやりとり、PDF書類の画面を確認してもらい

認めてもらい、やっと入国手続きを迎えることができた。(じゃないと隔離一週間だった)

その間、ずっとキャビンアテンダントの卵である空港アシスタントの青田さんという方が

車いすをひいてくれていて、自分が情けないやら恥ずかしいやらで、いたたまれなかった。

※実質的に成田では3時間かかって外に出れたことになる。

青田さんは親切にも、入国手続きのあともずっと空港(第二ターミナル)から、

スカイライナーの改札近くまで送ってくださり、心強かった。

やっと帰れるんだ…よかったぁ…何度も思った。

※青田さん、本当にありがとうございました。私が男なら惚れます

(別の意味で心配するくらい素敵な人でした)

さて贅沢に、スカイライナーによろめきながら搭乗。沖縄と大阪の旅では意地でも使わなかった

セレブ特急。夢のような速さで日暮里に着いて乗り換え。日本の乗り換えはなんて快適なんだ

(電車だけど)といちいち感動し、エキナカで団子を買い(和菓子万歳)山手~私鉄を経て自宅へ。

自宅へ着き、心からほっとして、少し荷物を片づけ、熱を測ると38.0!! 

コロナじゃないことは知っていた。多分下痢による発熱だ。でも証明できなければどうしたらいい?

と考えたが、とりあえず寝ないと臨終だと思い、横になろうと、リビングの床に寝そべる。

十分な水分補給はして、その後爆睡(昼過ぎ~夕方)

17時に起き、そのあとすぐ医者へ(さっき電話をかけた近所の町医者)

熱があるため、コロナである体の対応…。その対応の看護師に結構な嫌味をいわれ(これってへこむ)

コロナの検査も受けたが、メンタルも何もかもボロボロだったので、ここに来たことを激しく後悔。

整腸剤だけ出されて、別に来ることもなかったんだなと納得、そして家に帰りすぐ寝た。

※こんな時はひたすらポカリだけを飲んで寝るしかないんですね。以後そうさせてもらいます。

結局、完全に体調が戻ったのは10日後。その間、会社とライブをこなし

今日7/24日曜日。記事をまとめて書き、校正などをしている。※さらにアップまで半月かかったゴメン

普通ってありがたい。一番休める場所は自宅だ。

なんのために旅したんだろう。楽しかったのに、最後の最後の成田でもやらかした。

だからこんなにボロボロになったのかなぁ。

制作旅行の名目って言いながら

なんもやらんかったんでは?(いい経験はたくさんした。感性も磨いた(笑))

ベトナム旅行は憧れだったけど(世界遺産巡り)

なんでもかんでも一人で準備したくせに、つめは甘いし、

かなり自信満々だったくせに、色々各所でへし折られ。

まったく…

ダナンを出立するまではトントン拍子すぎたのだろうか。

それにしてもハノイで特に思ったが、

日本のパスポートって信頼度絶大。(ミヤコさんが教えてくれたが)

日本のパスポートを持っていると、変な止められ方をせず

日本人は悪さをしない体で扱ってくれる。

いわゆるVIP扱いなんだなぁ。

アジアのトップは日本だねぇ!(自画自賛?)

そしてベトナムの世界遺産は素晴らしかった。

東南アジアは全般にコスパがいいとは言っても

状況により、当たりはずれも多い。

※安かろう悪かろうも結構多いトイウコト

トラブったときは余計な出費を覚悟する

ダナンもハノイも思ったより道が悪かった。

(まだまだ発展途上)

仏と悪党が極端(結局”人”)

という

今回の旅行の感想。

ホーチミンで、ただまったり過ごした6年前。

こちらのほうが「休日をすごす」という意味では正解。

冒険するには体力なさすぎ。

もっと基礎体力つけねばというのと

もっと準備をしっかりとせねばというのと

地獄を味わって、メンタルは強くなったな

(特に空港でキレてから攻撃性が増した(笑))

という総評デシタ。

女一人旅にしては無謀すぎる内容

おススメはしません。

もし行くならば、ホーチミンで

女子旅(スパ、エステ梯子+食べ歩き)

もしくは、ハノイの街並みを眺めて優雅にカフェでまったり

とかがおすすめですね。

10月も予定してましたが、直行便が無くなったため

いったん白紙。(リベンジは延期となる)

増便になったベトナム航空の高いチケットで

行くか否か…迷うところ。(だとしても来年ダナ)

まだまだコロナ禍ということもしっかりと認識し、

国内旅行でお茶濁す方が楽ということも考えて、今後の計画を立て直す所存。

憧れを持ちすぎたため、

ギャップ(現実との)にちょっとガッカリ

行きたいと思ってから約2年…

タイミングって大事だなぁ。

行きたいと思ってすぐ行ってれば(無理だったが)

ここまで変な盛り上がりはしなかったかもしれない。

何事も”タイミング”って重要なんですね。

女海外一人旅、50過ぎの女には、しを覚悟するくらい過酷…←俳句のつもりにしてはオソマツ

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