ライブ後記2023年3/15赤坂Kei 3/22池袋Field その①更新:2024年に続きもすべて載せました(要は忘れていた)かなり長文です。

2023年4月10日

ベトナムの記事もままならないまま

日々が過ぎてしまっていますが、

ここでとりあえずライブ後記を記載しようと思う。

言い訳になってしまうが(いつも)

3月はかつてないほど忙しかった。

人生の転機が訪れている。

次のステージへ行くために。

詳細はまたのちほど。

ということでKei

ご来場くださいましたみなさま

本当にありがとうございました。感謝です。

初めて、自分の会社の社長を誘ったら

元?同僚さんまで連れてきてくださって。

しかもガンガン飲んでくださり

お店に結構貢献してくださいました。

重ねて御礼申し上げます。

出てよかった。本当に…。

(誘ってよかったイッテミルモンダ)

ステージの内容はというと

歌はまあまあだったが、トークはダメダメで

お店の常連の女性から

(名前は伏せますが元?(現役かも)女優さんです)

トークの声が小さい、挨拶が全然聞こえないと

お叱りを…

結構びびり(チキンです)手が震えた(^^;

共演の石川さんからも終演後、アドバイスを受け

勉強になりました。(本音:怖かった)

でも決して悪い意味ではないということは

経験上、痛いほどわかっています。

芸道の常です。

おそらく、その女優さんは

新人が出るので(私のこと)

どんな人かな?

この店にふさわしいかな?

やる気があるのかな?

なんちゃってじゃないかな?

世間知らずじゃないのかな?(等々続く)

とチェックしに来た感じですね。

ああいう方ほど、できたときは

とてもほめて喜んでくださるのも知ってます。

そうなれるよう、努力精進いたします。

(最後に渡した差し入れの手作りワッフルは

とても喜んでくださっていました)

ということでなんとかかんとか

Hitポイントギリギリでクリアした

気分です(笑)※ドラクエ参照オレンジにはなったのさ的な…..

史門さんは、よくなってるよと

ほめてくれた…(この人は叱らない)

さすがトキ(北斗の拳:参照)

そしてField

こちらは毎度様のブッキング。

がしかし…今回は毎度様ではなかった。

(人生の3本目の坂:マサカ!がやってくる)

というのも

2月、3月と祝日の関係で

仕事には半日出ないとならず、

その後、家に帰り、

身支度整えてリハに臨むという

スタイルになってしまっていた。

本来ならば、この日は仕事が休みの日。

しかし、2月もそうだったが

半休を取ってからの、リハ、本番という

かなりハードな内容。

いやな予感しかしないが、

うっかり出演OKしてしまった私の失態。

2月は、何とか乗り切ったものの

色々やらかして(ミスタッチ等々)

あーあ…だった。

でも何事も経験だから、今度は

根性ふり絞れる気だけはしてた。

(2度目が強いタイプか?)

転び方がうまくなったというべきか?

そんな僅かな望みは持ってのライブ当日

前の日、疲れをひきずってしまい

朝いまいち起きれず、うっかり寝坊

全てを捨てて、身一つで会社へ。

途中で気づく「携帯がない!」

しかし、まあいっか…。昼で帰るから

別に必要ないよなと。

そして仕事…。前回は色々余計に振られたり

したので、そんなのは一切断り、

ひたすら自分の仕事だけをしてキッカリ

⑫時で退社。早足で帰宅

が…

いつもの場所に鍵がない。

うそだろ…

相方には言った「鍵よろしくね」と

立ちすくむこと約3分?

このままでは、何もかも進まないから

とりあえず不動産やへ行こうと

駅の反対側へ。歩きながら色々考える。

相方へ連絡するか?いや!携帯がない…

手帳に書いてない。(手帳その他はある)

肝心なことを書き写すのを忘れてる…。

そして駅の反対へ行って気づく。

不動産屋は火曜、水曜休みだ…

やばい…だんだん青ざめる。

とりあえず、そのまま記憶に従い、鍵屋へ向かう。

プチ商店街の鍵屋(兼業)が2軒

とりあえずの1軒め

70~80代の男性が出てきて

担当の若いもんがいないとの一点張り。

連絡つけてもらうが、結局連絡とれずで

ムリとわかる。

鍵屋2 お店の高齢の女性が出てきて

そういうのはもうやってないとのこと。

万事休す…。携帯がない、連絡つかない

どうしよう??

あなたなーらどうする~~♪

と歌ってる場合でもなく…

とりあえず駅の反対側を出て

自分の家側の駅へ…

そうだ!!ネットカフェがあるじゃないか!

パソコンがあればGoogleで連結して

情報が得られるから何とかなる!

と、すぐさまネットカフェへ。

受付を済ませ(携帯以外はあるから身分証明も持っててよかった)

個室のパソコンをすぐさま開く。

が…

携帯がないから

ワンタイムパスワードが使えない…

またもや万事休す!!

ここで知る

携帯を持っていないと今の世の中は

ほぼ回らない事態になっていると

今更だが、携帯を忘れないよう

すごく気を付けていた。

しかしうっかりだった。

というかそこまで気持ちが余裕持てないほど

色々なことが一気に押し寄せていた。

またもや途方にくれること数分。

きっと方法があると自分に言い聞かせて

次の行動をしばし模索する。

落ち着いて行動すればきっと活路が

見いだせる。

見いだせた!

グーグルで何となく検索したところ

画面に「鍵の救急110番」の文字が。

これだ!と

早速電話をしようとしてまた携帯がない(^^;

受付に行って

「すみません、電話を貸してもらえませんか?

携帯を忘れてきてしまって」

受付「どうぞこちらをお使いください、

電話はあちらの電話ブースで」

なんていい人なんだろう。

ネットカフェってこんなに便利だったっけ?

ホテルなみの対応とクォリティ。

何でもある。暮らせる(笑) 助けを呼べる←お前だけ?

沈没する人の気持ちがわかる

(ネットカフェで暮らす人たち)←やらないけど

いやいや、いまそこじゃないから。

電話をかけ、やり取りすること数分

こちらの状況を知ってもらい、

家に来てもらうことになる。

出張費は8000円ということだったが

それ以上かかるってことだろう。

もはや金額の問題でもない。

最悪ドアノブごと交換も視野にいれt。

ほんの不注意から、なんと多大なる

出費になることか。

人生の「まさか」が今か…

色々思う。

それよりも今は

FIELDのリハ、本番に間に合うか

否か?ということだ。

鍵の救急の受付の人が言うには

今(その時で13:40前後)

から30分~1時間で到着予定ですとのこと

だったので最悪到着は14:45くらいか?

そこから作業に入ったとして

スっと行けばいいが、そんな保障はない。

鍵屋の到着まで

色々思いめぐらす。

2023年の3月はなんと波乱に満ちた月か?

何かがおこるのだろう。

何かはわからない。でも今を精いっぱい

やるしかない。とにかく

今はFIELDになんとか連絡をつけ

リハはあきらめてぶっつけ本番。

(FIELDに関してはぶっつけ本番は実は初)

それだけをそれだけを遂行する!

色々緊張したり、呼吸が早くなったりしたが

大丈夫、大丈夫と言い聞かせる。

ライブはたくさんやったし、

鍵も過去に呼んだこともある

(前のアパートだったが)

大丈夫落ち着いて行動すれば。

きっと きっと解決する。と言い聞かせる。

鍵屋が到着したのが14:40だった。

色々説明を受ける。

結婚していたころ、当時住んでいたマンションで

ピッキングの被害に遇い、そしてそこから学んだ

「ピッキングされない鍵」

をつけていたのが仇になったのか

簡単には開かないらしい。

特殊な道具を使い、覗き窓から

作業する(これは多分企業秘密だと思うので

詳細を記載することは避ける)

しかしそれでも作業は完璧には遂行できない

らしい。運の部分もかなりあるようだ。

作業している鍵屋さんの彼(推定30歳前後格闘技系体形)

の額から吹き出る汗が、その真剣度を語っている。

さあ…神はいるのか?いないのか?(引用カラマーゾフの兄弟より)

”ガチャ”

作業すること十数分。ものすごく長く感じたが、実際は

こんなもんだったのだろう。とうとう開いた。

「あと10分作業しても空かなければドアを壊してました」

とのこと。とうとう…私のもとに神が来た。

神は,いた!よかった。※奇跡が起きるか否かという意味で

よかった。とにかく。

そして作業代は33000円。高いか安いか?ということだが

ざっくり言うと、沖縄旅行1回分か(舞華的算出)

ベトナム旅行1回分にならずによかった(ドアノブごと交換約11万前後)

支払いを済ませ、家に入る。

家に入れることがこれほどうれしいことだとは

かつてなかった…

ありがとう…家。ありがとう、鍵屋さん…

ありがとう 神(?)

でれなかったリハ。16:15~だった。リハに出れないことってこの6年で初だ。                       

さて家に入ったものの、若干腰砕け。ヘロヘロになって

リビングに座りこむ。

時刻は15時を少し過ぎていた。

思いっきり走ればリハには間に合うが

色々準備ができていない。

身ひとつで会社に行くのとはわけが違う。

セットリストをきめてはいたものの

今回重要なポイントはMC

ベトナムでぼったくりバイクタクシーに

遇ったという話をするのだが

原稿が全くない。でも…原稿がないほうが

うまくいくことも多いから

今回はMCもぶっつけだ。

想像しただけで変な汗が流れる。

心臓もバクバクしている。

急性パニック障害か?と思うほど。

落ち着け~私

落ち着け~私

と言い聞かせる。

そして時刻はあっという間に16時近く。

とりあえず、木下さんにLINEする。

もはやリハは無理と諦めていたからかえってよかった。

こういうことも、あらかじめわかって

行動すれば慌てないんだなぁきっと。

経験がものを言う。何事もそうか。

連絡を入れたらスッキリしたので

ゆっくりと用意をする。

開場ギリギリで行けばいい。それだけだ。

今すぐ行動しても膝ががくがくしていたから

とにかく深呼吸を繰り返し、

自分を落ち着け、

最高の状態のぶっつけにしないと

ならないからと言い聞かせる。

時間というものは、鎮静効果がある。

不思議と、落ち着けと言い聞かせてから

30分もすると普通になってきた。

しかし膝は治らず、すぐには行動ができない。

だからゆっくりひとつひとつ

行動する。衣装やら化粧道具やらを

整え、セットリスト、そして譜面を用意。

ゆっくり落ち着いてやることの重要性も

このときは深く味わうことができた。

さて、FIELDに着いた。

扉をあけるのが少し怖かったが、

ぐっと重い扉をあけて

木下さんと山石さんに挨拶すると

「何があったかわかりませんが、とにかくよかったです」

と言われた一言が、とてもうれしかった。

通常モードで(心も体も)この空間に入れる

ということがこれほどうれしかった日もない。

この日も結構ネタになるかもなぁなんて

ぼんやりと考える余裕がある自分にびっくり

するくらい、楽屋ではわりと落ち着いていた。

そして本番。

演奏もMCも結構満足行く内容だった。

でも本番中はとても必死だった。

一瞬でも緩めたらそこから

一気にドミノ倒しに総崩れになる

予感がしていた。そんな危険を

はらんでいた本番だった。

終わってから、共演のちざわさん、masakoさんたちと

お話したり、お客様とお話できたり

とてもいい時間をすごし、

楽屋では山石さんから

本当に珍しくお褒めの言葉をいただき

びっくり&嬉しい(しかしちょっと戸惑う)

とてもとても長い一日だった。

終わってぐったりと思いきや意外と

元気だったのもびっくりだ。

2023年の2月くらいから

体調を崩したり精神を少しおかしくしたり…

我慢してたことがもう我慢できなくなって

いる今日に、色々考えさせられ

体力と、自分が今やりたいことを

考えて、また、自分の体が

精神的な病にむしばまれてしまったことも

全て転機を迎えている証拠なのだと

心から思った。

そして、今、会社は早期リタイヤをし

やりたいことをまず完遂することを

決めた。

めまぐるしかった。

(今回の鍵事件もその一つだが、それ以外もとても)

でも、変わろうとしてるときこそ

色んなことが一気に押し寄せてる。

それでも一つ一つ、ちゃんと

きちんと丁寧に処理して、

来年のレコ発を迎えたい。

終わってほっとした表情だが、心臓はずっとバクバクだった。