ダナン珍道中4 最終日ダナンホイアン編

さて朝6時には目がさめ(あまり寝てないが元気)

まったりしようかなと思った矢先

バスタブに入れたお湯の処理に時間を取られ

またもやギリギリの時間になる。

このホテルは私にとって、旅史上、ワースト3に入る

酷いホテル、キレイだがみてくれだけ。

スイートルーム(最上階の一番いい部屋)のくせに、

排水最悪。下水逆流して衛生面も最悪

ベッドもシミがあったり、ゴミが落ちてたり。今まで

こんな酷い状態のホテルに泊まったことがない!3つ★ですがね

しかも最終日、エアコンが壊れ、部屋は熱気でムンムン。

この時点で文句を言う気も怒る気も失せる。

やはり、ダナンに泊まるなら4つ★以上、そして日系か外資に限る。

今後ダナンに泊まるかは謎だが

ベトナムのホテルはコスパがいいと前評判しきりだったので

失望感も半端ないですなぁ。

たまたまこのホテルだけがそうなのかもしれないが

価格相応というかそれ以下という印象。

スタッフはフレンドリーで、洗濯サービス等も便利!

と思っていただけに残念でならない。

大阪西成のドヤのファミリー感ある、ちょっと古びた感じの方が

私にとってはとても居心地がいいなぁ…。

沖縄のたつや旅館とか…。と、また大阪旅や沖縄旅したくなった

(ベトナムで思うことか?)

ということでホテルの名前等はふせておきます。

さて移動型執事の

クーバは8時ぴったりにホテル前到着。

すごい!!聞けば朝5時半に出発したとのこと

ありがとう…やはり全てに於いてハイクォリティな彼だ。

今日の日程を確認し、ホイアンでオーダー品の服を

取りに行くといったら、ヘンな顔をして

「高いのに…もったいない」

というようなことを言ったが

いやいや、フルオーダーメイドですからね。

オーダー品を取りに☆ワイルドオーキッド店内から                                  

最高じゃないですか。そのへんは価値観の違い。

※ベトナムの人はあまり服に頓着しない民族のよう。

飛行機の時間までは結構ある。

「良かったらミーソン聖域に行かない?」

と言ってくれた。

え?本当?

今回は諦めていた場所。

ベトナム戦争時に破壊され尽くした世界遺産。

今は改修の途中。破壊されたあとどんなふうに直るのかのプロセスが見れる。

それプラス、ローカル市場と(地元の人しかいかない)

手作りの春巻きの皮の工場も行こうとのこと。

何それ楽しすぎ。

私がみたかったベトナムの田舎の風景が

一気に洪水のごとく押し寄せる。

ダナンに戻る前のルートで行けるところを見繕ったとのこと。

いやいや、何から何まで完璧。人を喜ばせる才能にたけてますね。

人を頼ることが苦手な私だから、自分が思う通り、

人にやってもらおうなどとは思わないのだが

その通りにしてくれる、完璧なる執事系ガイド、

そんな人と出会えたという奇跡に

感謝、感激…。

さてホイアンについてすぐ銀行で両替。

更に悪くなったレートに細かく考えるのをやめ

アバウト思考に切り替える。

※この日、更に円安がすすみ、レートがまた一段悪くなっていた。

銀行で一万円分、そしてATMで180万ドン分引き出し、

これでなんとかなるなと確信して、オーダー品を取りに行く。

Wild orchidの店員さんが出てきて試着。その完璧なる出来映えに感動。

コスパ、クオリティー共に私の想像を超えていた。

わざわざ来てよかった。本当に嬉しかった。

少し店員さんと話す。日本は行ってみたい国のようだった。

しかし観光ビザが高いとのこと。なるほど。社会主義ならではですね。

贅沢な嗜好品的なものはだいたい税金が高い。

もしかしたら人口流出防ぐため?勝手に納得。

その店員さんはとても美人で、顔も小さく細く、モデルさんみたいだった。

お針子さんだけやらせるのはもったいない気もしたが、

彼女の人生が変なものに惑わされる方が

嫌な気がしたので(それだけ美人)

素敵に歩んで行ってほしいと願うだけにしておいた。

さて服を受け取り、ホイアン名物のミークワンを食べて35000ドン約210円。

今日は満月なので野菜麺だそう
ホイアン名物ミークワン     (うどんのような米の麺)
一路、お茶の市場へ移動

一路クーバが組んでくれた観光に出る。

日差しがすごいけれど風も心地よい
町の風景もパチリin バイク
ホイアン郊外をバイクから撮影

まず朝しかやってないローカル市場。

さとうきびを切っているところ
バナナの葉で包んだベトナムハム
ミークワン ブンティッヌン     ブンチャーカー いずれも米の麺

カエルが普通にさばかれていてびっくり。

果物、乾物、野菜、ハーブ、麺‥。

ベトナムが如何に食材が豊かな国かよくわかる。

この食材の多さが、フォーとかブン(米でできた細麺)の

トッピング用として使われる乾燥エビ・イカ等々の乾物系

またチェー(ぜんざいのようなおやつ)

のトッピングの乾燥ココナツなど、

メインの料理のわき役として加えることができ、

多彩な味になるのか。素敵だな。味も栄養的にも。

市場にきて色々学ぶ。

2万ドンで超もりもり500mlくらいの量                                        

そこで飲んだヌックミア(サトウキビジュース)は格別の味。

見た目は竹のようなのに、不思議。美味しい。感動。

大盛りサイズで2万ドン約120円

次に漬物工場。びっくりしたのは入口脇で手洗い桶に漬けられた洗濯物。え?‥?洗濯機ないの?貧富の差か?家も正直にここに住むの?という内部。こんな生活してる人は日本にはいないよ。とびっくりする。中流家庭の現実か。なるほど…

手作りの岩塩?っぽい塩の結晶 漬物用として常備されてる様子                               

漬物工場を後にして、その後ライスペーパー工場へ。手作りの春巻きの皮が干してある。胡麻も栽培されていて、レモングラス、ドラゴンフルーツの木、青バパイヤの木。など多種多様。みんなベトナムの食卓に並ぶんだな。と思う。ライスペーパーを作る過程をみせてもらい、一枚作らせてもらう。

できたてライスペーパーをまるめてカットして食べた
ライスペーパーを作る図
ライスペーパーを作ってみて    といわれ、作ってみる図

感動。作りたてのライスペーパーはバンロックとか蒸し春巻きになりそう、そんな感じ。とても美味しかった。見学実習代で3万ドン約180円。フエでの例の2万ドンより遥かに意義のある値段。それにしても毎回3万ドンで成り立つの?貨幣価値がよくわからなくなる。←社会主義あるある?色んな場面で格差を感じた

ゴマが干してある(さやごと)
ドラゴンフルーツの木        2週間で実がなる
レモングラス すごくいい香り

その後ミーソン聖域へ。

アンコールワットの流れをくむミーソン聖域。小高い草原にそれはあった。

入場料15万ドン約900円

日差しは強いが木陰は涼しい。別荘にもってこいの場所気候。

ミーソン入口
園内にあったカートから
看板

ここに居を構えたその時の皇帝?はこのさわやかな高原の風に魅せられたのだろうか?などと想像する。私だってここがいいと言っただろう(私基準スミマセン) 

避暑地的な場所にいくつかの建物と壊された残骸の再建が見られる。

おおお!

私が写真などで見た破壊され尽くした建物が少し復活している!

ミーソン聖域への道        避暑地といった趣
荘厳な雰囲気 かなり改修工事が   進んでいる
古い部分と新しい(直されてる)部分が混在する建物群

新たなる再建にまた人は想いを馳せるのだろう。その歴史の一コマに少しだけ触れられたことに感動する。

遺跡内部から 格子窓からこぼれる光
インスタ映えしそうな格子
適当に再建してるゆるゆる感も   ベトナムならではか?

戦争で壊されたが完全に壊しきれていない部分もあった。それは兵士のやさしさか?それとも思いやりか?それとも‥

かなり立派に復元されていた
がれきの状態から復元中だがかなり難しそう 崩れそうになっている
再建途中のものと完成されたもの

ミーソン聖域を見て回り、帰りの道を誤り修繕の大工さんに注意され(どこかまぬけ)、ミーソン聖域の売店で一服。牛肉の炒めしかないけどと言われ、オーケーを出すが、やはり牛肉使用は高く二人分で13万ドン約720円。でも適正価格でしょう。

その後ベトナムの(公共の?)墓地を見学。沖縄のお墓と少し似てる気もしたが、中国の雰囲気もある。不思議な越中洋折衷?のお墓。先祖の魂を大切に思う気持ちは万国共通なんですね。当たり前だけど。その当たり前がなんだかじんと胸にくる。

中国文化を感じる共同墓地
これもお墓
勝手に撮影してごめんなさい

その後、ベトナム戦争で死んだ兵士を祀る慰霊碑に行く。ダナンも戦火に沈んだ時代があった。周りの村も皆殺しにされたり凄惨であった。(詳しくはソンミ村虐殺引用)枯葉剤とかも大量散布されたり壊滅状態になったり。忘れてはならない。だから慰霊碑。とても大切。

でもまた別の国で戦争してるけどね。人間ってそんなものか…。本能なんだね。

ダナン ベトナム戦争慰霊碑
名前が刻まれている
全部で811人

一通り周り、ハン市場近くのGIORDANOでTシャツ交換お願いするが断られ(1昨日前サイズ間違えて買ってしまった私が悪いです(汗))空港へ早めに移動することに。

クーバのおかげで今日もとても実りがあった。一人旅するには準備が悪すぎる。やはり日本国内とは勝手が違いすぎる。反省と運の良さに感謝…。

初めてのダナン、ホイアン、フエ、色々教えてくれた旅だった。

ダナン空港前のカフェで一服、コーヒー14000ドン(約84円)ローカルカフェってこんな安いのね。やっぱり貨幣価値がよくわからない…。店によって値段が違いすぎる。クーバがいなければもっとぼられてた可能性もあるかも。

バイクの後ろがこんなに快適だったとは…はっきり言ってやみつき 恰好は農家のおばさんだが(笑)                 

そして…本当にありがとう。フエの廊めぐりはコンプリートしたいから

かならず再訪します。とクーバとまた会うことを約束して、

ダナン国際空港へ。

早めについていれば安心とチェックイン締め切り3時間前には空港に着いていた。

これからさらなる試練が来るとも知らず。

レートは辛めにしてます 1ドン=0.006