ホーチミンカンボジア⑪1/18

殆ど眠れない朝。おかしな緊張は続いている。慣れてきたけど。今日は移動日。

一つの遅れがとんでもないことになりそうで、とにかく時間にちゃんと!とピリピリもしている。

荷造り、完璧で早々と準備できている。このシェムリアップパブホステルはよかった。

個室だし、ピアノもできた、きれいだったしお湯も出た。お世話になりました。

そして旅はもう終わりへと向かっている。

早くフロントにいったので、うろついていたら不審がられてしまったよ(笑)チェックアウトです。

運転手のソワンは約束10分前に到着。問題なくバスターミナルへ。行きと同じ場所。料金3$を支払い、

ソワンのトゥクトゥク カンボジアで一番好きなものっていったら遺跡とコレ                         

バスへ。こちらも問題なく進む。このときはもう寂しさは全然なく、もう訪れることもない場所をただ、

じっと見つめながらいた。(バスの車窓より)休憩をはさんだりして、お昼の場所(メイホンバスの系列)

でご飯。豚肉のチャーハンを食べる。安定の美味しさ、4$。その後も順調にあっさりとプノンペンへ。

豚肉チャーハン安定のおいしさ
メイホンバス サスペンション硬い
プチぼられトゥクトゥク 

しかし‥、WiFiもなく、SIMカードのも、全然つながらない。どうなってんの?な状態で困る。

Grabが呼べないから。流しは絶対ぼられるので、この状態ではGrab相場より高くつくことが必須。

案の定、流しのトゥクトゥクは最初5$と言ってきた。妥協ライン3ドル迄下げ仕方なく出発(相場は2$)。

あーもうプノンペン大キライ。二度と訪れないだろう。※理不尽すぎて

そして行きで使ったvilla papillionに着いた。門をあけるなりketyが迎えてくれて本当にほっとする。

いい宿。前に使っていたベッドには別の人が既に居て奥に通される。角のいい場所。

明日すぐの出発だから荷は最低限しか開けないで済ます。

宿で丁寧に蚊を落とすべく対策
胡椒を買いに 同室の方と
プノンペンのジャンジャン横丁(笑)

と‥日本人の方がいた。思わず日本語でしゃべる。広島のパン屋さんを経営されてる方で、

一ヶ月休んでベトナム〜カンボジア〜タイへとバックパッカーっぽい旅をしてる人とのこと。

そして街を一緒にぶらつく約束をした。少し休んで夕方から街へ繰り出す。さなえさんという名。

インスタには本名あげていなかった。(インスタ交換した)年齢は40代らしい。

出で立ちが『東南アジア大好き』そんな雰囲気を醸し出している。まずは食材屋さんへいき、

ローリエをかなり大きめな袋で買っていた。カンボジアの食材は品質がとてもいい。それは感じていた

。なのでこだわるとこうやってわざわざ旅しがてら仕入れもしているようだ。

その後日本人がやっているというバーへ。うれしい。何も情報がないから、こんな良い店、

自分では絶対行けないし行かない。バーの方はアメリカにいたりベトナムにいたり放浪も好きなようで

8年日本に帰っていないとのこと。クラフトビール作りの達人で泡を見た瞬間、美味しそう!と思う。

メイン道路の奥の更に奥にあるお店 自分では絶対見つけられない 花のマークがそのお店(日本人経営)       

さなえさんのだけど(笑)私は飲めないのでクラフトコーラで。それも美味い!絶品!2.5$ 

お店ではルフィ(カンボジアでやらかした日本の強盗グループ)のはなしやら※詳細をこのとき初めて

知る。インドの富裕層がこれからは牛耳る(観光を)とか中国は一人っ子政策やめても衰退してくだろう

的なことをいってたりして、すごく、グローバルにわかりやすく世界の状態を観察してるんだなと思った。

いい年して海外は今更のように来てしまっているが、若い時自由を謳歌してれば今頃はどんななのかな

自分‥とか思ったりした。と同時に色んな人生があるなあ。としみじみ思う。羨ましいのは、

『やりたいことをちゃんとやって進んでる』人は軸がとてもしっかりしているなと思うこと。

それにつきる。見習わねば!

さて次の店、どうやら木曜日しかやっていないバー、そちらへ向かう。ベネズエラの人がやっていて、

これまたラム酒の達人とのこと。いやー、ラムは南米ですもんね。同じ食材がカンボジアにあるが

作り方にはコツがあるらしく、これまた深い世界。よくわからないけどパンとかビールとか酵母の世界

とかと関係はあるな。多分。さなえさんはパン屋さんだしね。お酒もかなりお好きなようで、

大事ですよ。私は卒業したけどこのとき初めて少しだけ淋しいなと思った。もう、

お酒は追及できないから。

カクテルメニュー ベネズエラの人が週一でひらくお店 ラムが絶品                

さなえさんが頼んだラムの利き酒は4種。それで10$はいい値段。アメリカに比べたら安いのか? 

香りが素晴らしく、飲まなくてもその品質はうなずける。あー、これでラムレーズンのパウンドケーキ

作ったらどんなにか旨いか!と想像してしまう。さなえさんは胡椒入りのラムがお気に入りになっていた。

ノンアルのコーヒー風味のカクテル                                          

ボトルも購入していた。60$(私は買えない(笑))店内薄暗くて何も見えないし、いちいちスマホの

ライトをつけてメニューやらその他を色々見ていたが、周りは全員欧米人。あと日本人のビジネスマン

みたいな人もいた。現地人には無理な価格ですもんね。私が頼んだノンアルのコーヒー風味のカクテルも

絶品でした。

さて夜も更けて?きたので帰る。この、ラム酒のお店はプノンペンの歌舞伎町みたいなところにあって、

帰り道、飲み屋のギラギラ感がすごかった。といっても規模は秋田の川反を少し大きくしたくらい?

だな。カンボジアの規模ってこんなんなんだね。ベトナムといちいち比べてしまうが、

やっぱりうーん‥な国だ。

飲み物ばかり頼んでいたので、さすがにおなかが空いてきた。二人でてくてく歩き、よさげな屋台、

コンビニを探すがいい店がない。そういえば宿の近くにロッテリアがあった。早速行ってみると、

もう閉まっていた(店内掃除中)途方に暮れかけたとき、ロッテリアと宿の間くらいの場所で

ローカル食堂を発見。何やら賑やか。見ると、点心系の蒸し物や、

ぶっかけ飯 ベトナムのそれより丁寧な作り 味もよかった                           

ぶっかけ飯(ご飯におかずを乗せたもの)などが種類多めにおいてあり、さなえさんと『これいいね』

と食べることに。地元の人しか来ないような店で、家族連れのグループが何人かいたりして

雰囲気がとてもよく、その中で食べるご飯はまたオツなもの。内容も美味しく満足。

プノンペンでこんな食事にありつけるとは。不思議な運命の連鎖にただ感動であった。

しかも、私の手持ち($とリエル)があまり無いのを漏らしていたので、気を使ってくれたさなえさんが

ここのご飯は『お酒に付き合ってくれたお礼』とおごってくれた。恥ずかしいやら、申し訳ないやらで‥

でも素直にご馳走に。異国の地での触れ合いはこんなふうに更けて、帰ったら即眠りについた。